2019年1月4日 カテゴリー:2章 辞書ツールは大丈夫?

自分のパソコンは良くも悪くもカスタマイズされている

私たちは、キーボードから入力するとき、Enterキーで確定していきます。ときには、タイプミスして文字列でも、ついついEnterキーで確定したのち、間違いに気づき削除することあります。ところが、これが、パソコンの変換機能をスムーズにすることも、使いづらくすることにもつながっているのです。

たとえば、「笛を吹く」と入力したいときに「笛を拭く」と変換されてしまう・・・なぜ?と思ったことはありませんか?そのとき、パソコンの辞書はだめだな~と思う人も多いはず。

日本語入力ソフトの学習機能が働き、おかしな変換候補が記憶されてしまうことがあるのです。実は[Enter]キーは「確定」のために使うだけでなく、日本語入力ソフトの辞書の「学習」のキーとして働きます。そのため、前出の例のように変換を間違ったまま[Enter]を押すと、単語同士のおかしな関連づけを学習してしまう可能性があるのです。

では、登録されてしまっているおかしな変換の形跡を、なんとかするにはどうするか?というと、言語バーのツール、辞書ツールで確認し、その痕跡を消してしまえば大丈夫です。